
【おきなわ郷土村(海洋博記念公園内)】
トリップショットヴィラズから車で1時間半
美ら海水族館の公園内にあるおすすめスポット
誰もが知っている沖縄県本部町にある「美ら海水族館」。水族館は「海洋博記念公園」という大きな公園の施設の一つで、広い敷地の公園内には他にも様々な施設があります。
今回ご紹介するのは公園内にある施設「おきなわ郷土村」です。
その地味?なネーミングのため、沖縄にずっと住んでいる僕も訪れたことがない施設だったのですが、郷土村の一角に子ども向けの公園ができたというので、家族で初めて行って見ました。
すると… おじさんになったせいか(笑 思いの外楽しく、童心に戻ることができました。
(入場無料)


いざ!タイムスリップの旅へ
この立派な赤瓦の門をくぐると「おきなわ郷土村」。
敷地内に、昔の沖縄の各年代ごとの古民家や奄美や与那国島等の古民家が立ち並んでいます。
そう、昔の沖縄にタイムスリップできるのです!
今は見ることがない藁葺きの民家も
昔ながらの石垣の塀と防風林として重宝されたフクギが連なり、その中に様々な様式の古民家があります。
沖縄の古民家といえば赤瓦が有名ですが、あれは近年のもので、それ以前はこのような藁葺きも民家がほとんど。
沖縄出身の僕も、年代やエリアで古民家の造りが違っていたという事を知りました。一番古い様式は高床式のものも。




平常時は古民家の中にも入れます
なんと言っても楽しかったのは、実際に古民家に入れたこと。緊急事態宣言中の今は屋内に入ることはできませんが、通常は靴を脱いで無料で入室することができます。
古民家を見たことがない子ども達は「忍者屋敷だ!」と、それはそれで喜んでくれました^^
沖縄の古民家の間取りはほぼ一緒
沖縄の一般的な古民家の間取りはほぼ一緒で、表の縁側と隣接している玄関を上がると仏壇(トートーメー)のある二番座。その左にキッチンである土間があります。
僕のお婆ちゃん家もこの間取りでした。
娘は仏壇に向かって沖縄式の手合わせ「ウートートー」。




庭に面している縁側は、二番座と、一番座を囲むように回っていて、それぞれ右側、左側から裏座と呼ばれる古民家の裏の部屋へ行くことができます。
だいたい、小さな部屋が二つか三つ裏にあり、そこが寝室として使われていました。
沖縄の緑にも癒されます
昔ながらの古民家を散策できるのも楽しいですが、周りを覆う昔ながらの沖縄らしい植木達が見事。
屋内から観る様も風情があります。
「小さい頃は周りはこんな感じだったな〜」と懐かしい気持ちに。




子ども達はお目当ての公園で
そして、郷土村を抜けると、子ども達のお目当ての公園が。床もクッションが効いていて警備員さんもいるし、安全に楽しめます。
周りは大きな並木に囲まれているので日中も日陰ができて、その下にあるベンチで休めます。
おきなわ郷土村、公園とも入場無料なので、家族で美ら海水族館に行って際には、ぜひ立ち寄ってみてください。