【中城城跡 】
トリップショットヴィラズから車で40分
世界遺産でもある中部屈指の絶景スポット
今回ご紹介するのは沖縄本島中部にある中城城跡。
僕の地元沖縄市からも近く、幼い頃から何度か訪れた場所ですが、2000年に世界遺産に登録され整備されてから訪れるのは初めて??
それだけに、これまでと全く違った認識で、本当の中城城跡を体験する事ができました。
というのも、世界遺産登録以前の中城城跡は、アクセスの関係上、なんと裏門から入っていったのです。なので、その全貌を知る事なく、なんとなく「広い芝生と、なんか石垣があるな〜」という程度の認識。
しかし、今回初めて正門から入って中城城の全貌と壮麗さを感じる事ができました。日本100名城にも指定されているのも納得!
ここが一番の難所?!
チケットを購入して、いざ中城城へ!
ですが、冒頭でも述べたように道路のアクセス上、チケット売り場や駐車場がある場所は中城城の真裏。
なので、正門まではけっこう距離があり400mも歩かないといけないのです!!
通常はカートも運行しているそうですが、訪れた時はコロナ対策のため運行中止に。
家族みんなでウォーキング。しかし、子ども達はそれも楽しいらしくダッシュを繰り返しながら進んでいきます^^
初めて正門とご対面
ようやく辿り着いた中城城の正門。
これまでは裏門からしか入った事がないので楽しみにしていたのですが、相対してみると意外にこぢんまりした印象。
まあ、首里城のように迎賓用に造られた城ではないので、門を狭くしているのは防御のためなのか。
そのため、中に入ってもすぐに城跡があるような広場ではなく、ちょっとジグザグな動線になっている「南の郭」へ。
いよいよ「一の郭」へ
「南の郭」には雨乞いをしたとされる「拝所」がありました。海に囲まれた沖縄にとって雨は貴重な資源だったんですね。
そして、いよいよ正殿があった「一の郭」へ。
中城城は、築城の天才と言われた琉球王朝の高官・護佐丸が造った城で立派な石積みの城壁で知られています。
その石垣のアーチ型の入り口もカッコ良いです。
正殿があった「一の郭」
中城城の中で一番高い位置にあり、一番敷地の広い「一の郭」。ここに正殿があったそうです。
述べているように、これまでは裏門からしか入った事がないので、ここに来たのは初めて。正門から入って来ただけあり、これまでの中城城とは違った厳かな感じを受けました。
また、やはり城壁が立派です。
護佐丸は中城城だけではなく読谷村にある座喜味城も造っており、そこは城壁の曲線美で知られていますが、それを彷彿させるものでした。
いっそう石造りが美しい「二の郭」へ
「パパ早く〜」と子ども達は石造りの城壁に囲まれて迷路のように感じる空間が楽しいようで、どんどん先へ!
またアーチ型の入り口をくぐり「ニの郭」へ。
「一の郭」同様に布積みという技法で造られた城壁。ここはより曲線が綺麗に造られています。
勝連半島の阿摩和利(アマワリ)を見張るために造られた
中城城は沖縄本島中部地区でも最も高い場所にあった城で、城壁に登ると沖縄の西側、東側の両方の海を見渡す事ができます。
そもそも勝連半島で台頭してきた阿摩和利(アマワリ)の居城・勝連城を見張るために琉球王からの命を受けて造られたそうです。
この位置に城があれば勝連半島だけではなく中部全域の脅威になったでしょう。
イベントの開催地としても愛される中城城
その後「三の郭」「北の郭」を抜けて、これまで正門と思っていた裏門を出ると、この広場へ。
そうそう、中城城といえばこの大きな芝生のイメージでした^^
この記念広場は今では様々なイベントが催される沖縄県民の憩いの場となっています。(ここからは駐車場も近いし)
護佐丸によって築城された名城・中城城。
なるほど、確かに正門から入るとその壮麗さを感じる事ができます。子ども達も楽しかったようです。
中城城跡 沖縄県北中城村字大城503|098-935-5719 観覧料 |